グアテマラ?グァテマラ?ガテマラ?コーヒー豆の名前が揺れる本当の理由をカフェ店主が解説します
コーヒー豆の名前を見ていると、
ふと、こんな疑問を持ったことはありませんか。
「グアテマラ」
「グァテマラ」
「ガテマラ」
同じ国のはずなのに、
なぜ表記がこんなに違うのだろう。
実はこの疑問、
コーヒー屋をやっていると、
意外とよく聞かれます。
この記事では、
Beans Base店主・赤沢として、
コーヒー豆の国名表記が揺れる理由と、
現場ではどう考えているのかを、
分かりやすく解説していきます。

そもそも正式な国名は何なのか?
まず大前提として、
この国の正式名称は、
Guatemala(グアテマラ)
スペイン語読みが基本になります。
発音は
「グァテマラ」に近い音ですが、
日本語表記としては、
長年「グアテマラ」が最も一般的に使われてきました。
外務省の国名表記でも、
基本は「グアテマラ」です。
なぜ「グァテマラ」「ガテマラ」も存在するのか?
ここからが、本題です。
コーヒー業界で表記が揺れる理由は、
大きく分けて3つあります。
理由① 外来語のカタカナ表記には正解がない
実は、日本語のカタカナ表記には、
厳密な統一ルールが存在しません。
- 発音に寄せるか
- 読みやすさを優先するか
- 慣用表記に合わせるか
出版社・商社・輸入会社ごとに、
判断が微妙に違います。
その結果、
- グアテマラ
- グァテマラ
- ガテマラ
という揺れが生まれます。
理由② 商社・インポーターごとに表記方針が違う
コーヒー豆は、
インポーター(輸入業者)ごとに
ラベル表記のルールが違います。
例えば、
- A社は「グアテマラ」
- B社は「グァテマラ」
- C社は「ガテマラ」
という具合に、
仕入れ先が変わるだけで表記も変わる
ということが普通に起こります。
理由③ 昔の慣用表記が今も残っている
「ガテマラ」という表記は、
実は昔の新聞・地理書・商社資料に
よく使われていました。
古い業界資料や、
昔からのロースターさんの中には、
今でもこの表記を使う方がいます。
つまり、
どれも「間違い」ではなく、
すべて「時代と立場の違い」
というのが、正確な答えです。
外務省 国名表記
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/guatemala/
コーヒー業界では、どれを使うのが正解?
ここで、
Beans Baseとしての実務的な結論をお伝えします。
結論から言うと、
どれを使っても、品質や豆の中身は変わりません。
重要なのは、
- 表記よりも
- 産地(アンティグア、ウエウエテナンゴ等)
- 標高
- 精製方法
- 焙煎度
こうした情報の方が、
味には圧倒的に影響します。
Beans Baseでは、
一般的に最も認知度の高い
「グアテマラ」表記を基本にしています。
表記の違いよりも大切な「本当に見るべきポイント」
もし、
グアテマラのコーヒー豆を選ぶなら、
表記よりも、ぜひここを見てください。
- 産地名(アンティグア、コバンなど)
- 標高
- 品種(ブルボン、カトゥーラ等)
- 精製方法(ウォッシュドなど)
- 焙煎度
同じ「グアテマラ」でも、
産地と精製方法が違えば、
味はまったく別物になります。
自宅で楽しむなら、おすすめの器具と豆
ここからは、
自宅でグアテマラを楽しむ方に向けて、
おすすめアイテムを紹介します。
コーヒーミル
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粒度が安定し、グアテマラの甘みが出やすいモデル
グアテマラは、
挽き目が不安定だと、
酸味と苦味のバランスが崩れやすい豆です。
最初の投資として、
安定したミルを使うことをおすすめします。
ドリッパー
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グアテマラのチョコレート感を引き出しやすい形状
グアテマラ豆
バランスの良い定番産地
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参考にしたおすすめ記事・資料
① 外務省 国別基礎データ
② 日本コーヒー協会
まとめ
最後に、今日の結論をまとめます。
- 正式表記は「グアテマラ」
- 「グァテマラ」「ガテマラ」も間違いではない
- 表記よりも、産地・精製・焙煎の方が重要
名前に迷ったときは、
味と背景を見る。
それが、一番コーヒーを楽しむ近道です。
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