「〜だに」「ずく」「こてさんね」って何?長野県の方言をカフェ店主がやさしく解説します【信州ことば入門】
カフェをやっていると、
県外から来てくださるお客様と話す機会がとても多くなります。
その中で、よく言われるのが、
「長野の人って、言葉がやさしいですね」
「今の言い方、方言ですか?」
普段は意識しませんが、
実は僕たち信州の人間は、
かなり自然に方言を使っています。
今日は、
Beans Base店主・赤沢として、
長野県の方言(信州ことば)について、
日常の実例とともに、やさしく紹介してみたいと思います。

そもそも、長野県の方言はどんな特徴があるのか?
長野県は、
日本の中でも特に方言のバリエーションが多い県です。
理由は、とても単純で、
- 山に囲まれている
- 地域ごとに交流が少なかった
- 盆地・谷ごとに文化が分かれていた
そのため、
- 北信
- 東信
- 中信
- 南信
で、
言葉もイントネーションも、
微妙に違います。
安曇野を含む中信地方の方言は、
比較的やわらかく、
語尾が特徴的なのが特徴です。
よく使われる信州方言①「ずく」
長野県の方言で、
もっとも有名なのが、
「ずく」という言葉です。
意味は、
- 根気
- やる気
- 手間を惜しまない心
たとえば、
- 「ずく出してやる」
- 「ずくなしだね」
という使い方をします。
標準語に訳すのが、
とても難しい言葉で、
信州の県民性をよく表している言葉だと思います。
よく使われる信州方言②「〜だに」
「〜だに」は、
中信・南信でよく使われる語尾です。
意味は、
- 〜だよ
- 〜なんだよ
たとえば、
- 「今日は寒いだに」
- 「それでいいだに」
やわらかく、
相手を責めない言い方になるのが特徴です。
よく使われる信州方言③「こてさんね」
安曇野あたりで、
年配の方がよく使うのが、
「こてさんね」という言葉。
意味は、
- 大変ですね
- お疲れさまですね
畑仕事をしている人に、
「こてさんね」と声をかけると、
自然に会話が始まります。
とても、
信州らしい、やさしい言葉です。

カフェでよく聞く、信州方言の実例
Beans Baseでも、
自然に方言が飛び交っています。
たとえば、
- 「今日は、えらい寒いね」
(=とても寒い) - 「その椅子、なおしとくよ」
(=片付けておくよ) - 「それ、投げといて」
(=捨てておいて)
県外の方が聞くと、
一瞬戸惑う言葉も、
僕たちには、まったく普通の会話です。
方言は「残したい文化」だと思っています
最近は、
テレビやネットの影響で、
方言を使わない若い人も増えてきました。
でも、
方言には、
- その土地の歴史
- 生活のリズム
- 人の距離感
が、そのまま残っています。
Beans Baseでも、
無理に標準語に直さず、
自然に出てくる言葉を、
大切にしたいと思っています。
【参照リンク①】
長野県公式観光サイト
「信州方言の基礎知識」
https://www.go-nagano.net/
【参照リンク②】
NHK長野放送局
「信州ことばの世界」
https://www.nhk.or.jp/nagano/
方言を知ると、旅もコーヒーも楽しくなる
方言を知ると、
その土地での会話が、
少しだけ、深くなります。
「ずく出して来ました」
「こてさんね」
そんな一言が、
旅の思い出に残ることも、
よくあります。
コーヒーと同じで、
言葉にも、
土地の味があるのだと思います。
自宅で信州を楽しむ
長野に来られない方には、
自宅で信州を楽しめるアイテムもおすすめです。
信州のお土産本
方言は、
本で読むと、
また違った面白さがあります。
信州に興味を持った方には、
入門書としておすすめです。
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信州産コーヒー豆
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まとめ
最後に、
今日の話をまとめます。
- 長野県の方言は地域差が大きい
- 「ずく」「〜だに」「こてさんね」は代表的
- 方言は、その土地の文化そのもの
もし、
安曇野に来る機会があれば、
ぜひ、耳を澄ませてみてください。
コーヒーと一緒に、
信州の言葉も、
少し味わってもらえたら嬉しいです。
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