現カフェマスターが語る。コーヒーミルおすすめランキング
コーヒーミルは手動?それとも電動?
コーヒーミル選び。コーヒーを淹れる際に必ずお客様が悩むタイミングです。それは何故か。たくさんあるコーヒーミルの良い点と悪い点、価格やブランドに左右されている気がします。そして、カフェ営業中によく質問されるのは、手動のコーヒーミルが良いのか、それとも電動のコーヒーミルが良いのか。…という質問です。
正直、手動コーヒーミル・電動コーヒーミルでコーヒーへの味の変化は伺えません。
焙煎された珈琲豆は硬さの違う部分やスキマがある。また、焙煎時にも珈琲豆にヒビが入るため、力を加えると弱い部分から砕けます。つまり、珈琲豆は不規則に砕け、大きさにバラつきが発生します。
この大きさのバラつきを破砕を繰り返すことによって一定の大きさにしてから外に出す機材がコーヒーミルなのです。
ではコーヒーミルの種類によって、なんだかコーヒーの味わいが変わったように感じるのはなぜでしょう?それは、コーヒーミルのメンテナンス状態に寄るからです。
メンテナンス状態が悪いと、コーヒー粉の粒度のバラつき&非常に細かい『微粉』の割合が増えます。増えることによって、珈琲粉の表面積が増え「まずい成分」までコーヒー液に抽出されてしまうのです。
手動コーヒーミル・電動コーヒーミルでコーヒーの味わいが変化するのではなく、コーヒーミルのメンテナンス状態によるところが大きいのです。
手動コーヒーミルのランキング
第一位 タイムモア C2
36段階のコーヒー粉の粒度に調節することができるのが素晴らしい手動コーヒーミルだと思いました。粗すぎるコーヒー粉を均一に出来ることはもちろんですが、微粉の発生を最小限に抑えて、コーヒー粉を出力する構造は良いと思います。
- 軽い力でグラインドできる。(焙煎豆、約20gグラインド可能)
- 短時間でコーヒー粉を作ることができる。
- 36段階のコーヒー粉粒度の調節可能。
- 掃除用ブラシが付属しているので、メンテナンスは簡単です。
第二位 japan porlex / ジャパンポーレックス コーヒーミル2 ミニ
ポーレックス社の手動コーヒーミル。ハンドルホルダーが付属しているので、コーヒーグランドしやすく、持ち運びに便利です。粒度調節も可能です。
- ハンドルホルダーが付属している。
- パーツを細かく分解することができるため、メンテナンスが簡易です。
- ミニタイプがおススメ。(レギュラータイプ30g・ミニタイプ20g)
第三位 珈琲考具 コーヒーミル
金属刃だと、珈琲豆に金属臭が付着することがあるのですが(微々たるもの)、このコーヒーミルはセラミック刃を採用しているので、コーヒーの香りを損ないません。
- 透明で目盛りが付いているため、ドリップしたい珈琲豆の量を細かく調節することが可能です。
- セラミック刃を採用している。
- 分解することで、メンテナンスが可能。
電動コーヒーミルのランキング
第一位 HARIO V60 コンパクト EVC-8B
コーヒー粉を一度に作り上げたい方には、このHARIO V60 コンパクト EVC-8Bがおススメです。ホッパー(投入口)は、大量に珈琲豆を投入することが可能です。ホッパーは大きくて圧迫感はありますが、横幅は他社のコーヒーミルと比べて狭いです。
- コーヒー粉の均一性に優れている。
- ホッパー容量が大きい。
- コーヒーミルの横幅が狭く、設置しやすい。
第二位 BONMAC BM-250N
小型で力強いグラインドが出来ることが特徴的です。それでいて静かなグラインド時の音です。コーヒー粉の粒度は粗挽きから細挽きまで16段階に設定可能です。
- グラインド時の音が小さい。
- コンパクトなコーヒーミル。
- 16段階のグラインド設定可能。
第三位 kalita 電動コーヒーミル KB-12
以前から人気のカリタの電動コーヒーミル「ナイスカットG」のさらにグレードアップしたカリタ 電動コーヒーミル KB-12です。従来型に比べても、電源スイッチが背面から全面に移行しているため、扱いやすくなっています。
- スタイリッシュなデザインでプレゼントに良いかも。
- 電源スイッチが背面から正面に変更されたデザインで扱いやすい。
ちなみにBeans Baseでは…
ちなみに筆者が営んでいるカフェBeans Baseで扱っている焙煎機は、HARIO V60 コンパクト EVC-8Bです。ホッパー容量が他社のコーヒーミルに比べて大きいため、一度に数人分のコーヒー粉を用意することがカフェを営業するタイミングで魅力の一つです。
自分に合ったコーヒーミルを探し出せたでしょうか?形やコーヒー粉の粒度設定、ホッパー容量など規格をよく見て、自分のコーヒーライフに見合う機材を探してみて下さい!
#酸っぱいコーヒーが苦手な店主のコーヒー