Day002 コーヒーショップによくある”アレ”嫌いなんだ。

なんで苦味や酸味をグラフ表示してるの?

こんにちは。Beans Baseの赤沢です。(店に立っている人です。)カフェでコーヒーを選ぶときにグラフを見せられたことは無いでしょうか?コーヒー屋さんをしている自分が見たらとってもわかりやすいグラフ(指標?)なのですが、フッと思ったことがありまして…。二つあります。それは、①コーヒー一杯に感じる苦味・酸味などの味わいをすべてのお客様が同じように感じるのか。ということ。②お客様がグラフから味わいを感じ取ることが出来ているのか?ということです。①については100人のお客様が同じ一杯のコーヒーに対して1感想なのか?ということです。そして②は見慣れないグラフに戸惑うお客様が本当にいないのか?という疑問です。

①について。

コーヒーの味わいの指標であるグラフに「苦味が強い」と記されていたら、本当に苦いのでしょうか?…という疑問です。Beans Baseは #酸っぱいコーヒーが苦手な店主のコーヒー というコンセプトでコーヒーをお客様へご提供しています。そのため、他店とは苦味の強度が違うのです。もしかしたら「このグラフには苦いって書いてあるから、Beans Baseの一番苦いコーヒーに近いのかな?」と考えるお客様は居らっしゃるはずです。それは間違いです。他店よりも苦いコーヒーをBeans Baseは提供しています。近い苦さはあるけど、どこか物足りない苦さになる…。しかし、この思案さえも間違っているのです。苦いコーヒーには苦い味わいとしか感じないお客様もいらっしゃれば、苦いコーヒーにグラデーションの様に味わいの変化を楽しめるお客様もいらっしゃいます。よって、カフェ側が「苦い」と位置付けたコーヒーにもお客様独自の感じ方があるはずです。100人のお客様が居れば100通りのコーヒーの味わい方が必ずあるのです。

②について。

コーヒーの味わいを記したグラフを見てコーヒーの味わいを「なんとなく」感じ取れたら、そのグラフの表示は的確と思います。先に言ったように100人居れば100通りのコーヒーの味わい方があるので、近い味わいを感じ取れるコーヒーの味わいを示すグラフは良いものと言えます。しかし、グラフを見たからと言ってコーヒーの味わいがイメージし辛いお客様もいらっしゃいます。そこでコーヒーのトークを接客という形で店舗のスタッフが行うのですが、この接客が出来ているカフェは今のところ安曇野市にはスターバックスさんと当店しかありません。(他店でコーヒーの味わいをスタッフへ聞いたら、「グラフを見れば?」と言われたのは過去の話。)

コーヒーの味わいを的確にお客様へ伝えるのは、難しい。そこでグラフというツールを使うのですが、ほとんどのお客様の指標となっているかと言われたら疑問です。接客の一つコーヒーのトークを挟み込むことこそ、Beans Baseが注力している部分です。

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